子犬がトイレを覚えない8つの理由と、その直し方

明るい室内で、床の粗相のそばから飼い主を見上げている子犬
この記事のイメージとしてAIで生成した画像です。

こまめに連れて行って、成功したらほめて、生活リズムも守っている。それなのに粗相が止まらない。

もどかしいですし、「うちの子はどこかおかしいのでは」と思いはじめてしまうかもしれません。でも、安心してください。**トイレトレーニングが「失敗する」ことは、ほとんどありません。**止まってしまうときは、たいてい、はっきりした直せる理由がひとつあります。

この記事では、よくある順に原因を並べていきます。まだ基本を整えていない場合は、まずトイレトレーニングの手順ガイドから。この記事は、「やってはいるのに、かみ合わない」ときのためのものです。

その前に、ひとつ現実の確認を。 多くの子犬は生後4〜6か月まで完全には安定しませんし、それまでのときどきの失敗は失敗ではなく、正常な発達です。生後4か月くらいまでの子で、だいたいうまくいっているなら、そもそも問題は起きていないかもしれません。そのまま続けてください。

1. まだ月齢が足りない

いちばん多い「問題」は、実は問題ではありません。赤ちゃんに大人と同じがまんを期待してしまっているだけです。

目安は月齢+1時間。生後8週の子犬なら、夜も含めて2〜3時間おきにトイレが必要、というのが現実的なところです。

直し方:スケジュールを、飼い主さんの都合ではなく子犬の実力に合わせます。タイマーをセットして、行きたくなるに連れて行きましょう。間に合わないかもしれない合図を待つのではなく、こちらから先回りします。

2. 早いうちから自由にさせすぎている

気づかれずに隣の部屋へ行けるなら、子犬は行きます。そして、こちらが背を向けたその瞬間にしてしまうことが多いのです。目の届かない自由行動は、あとから発見する「謎の粗相」の最大の原因です。

直し方:数週間まったく失敗しなくなるまでは、しっかり見ているか、クレートやサークルで落ち着いて過ごせるように囲っておくか、どちらかにします。室内でリードを自分につないでおく、ベビーゲートで行動範囲をせばめる。こうすると「見ている」が現実的になります。サイズの合ったクレートは、がまんする力を育てるいちばん早い方法のひとつです。クレートトレーニングのガイドもどうぞ。

3. 生活リズムが一定でない

子犬はパターンから学びます。トイレに連れて行く時間がバラバラで、ごはんも一日じゅう置きっぱなしなら、体のリズムも定まらず、トレーニングも定まりません。

**直し方:**ごはんは置きっぱなしにせず、時間を決めてあげましょう。入る時間が決まれば、出る時間も決まります。そして毎日同じタイミングで連れて行きます。起きたあと、食べたあと、遊んだあと、そして寝る前。

4. 前の粗相のにおいが残っている

犬は、トイレのにおいがする場所に戻ります。しかも鼻の性能は人とはくらべものになりません。前の粗相をふつうの洗剤で拭いただけなら、子犬にはまだにおいます。そしてそれは「ここでどうぞ」という案内に見えます。

直し方:粗相はすべて、においを分解する酵素系のクリーナーで掃除します。ふつうの洗剤や、アンモニアを含むものは、かえってその場所を魅力的にしてしまうことがあります。

5. ほめる場所がちがう、またはタイミングが遅い

これは見落としやすいポイントです。家の中に戻ってきてからほめておやつをあげているなら、ほめているのは「家に戻ってきたこと」であって「トイレをしたこと」ではありません。しかも、おやつが10秒遅れるだけで、結びつきは消えてしまいます。

直し方:出し終わったその瞬間に、その場でほめます。落ち着いた声と、2〜3秒以内のおやつ。天気が悪い日も、毎回一緒に外へ出てください。そうすれば、その瞬間をとらえて合図できます。

6. 叱られて、隠れてするようになった

粗相を叱られたことがある子犬は、「家の中でしてはいけない」とは学びません。学ぶのは「人に見えるところでしてはいけない」です。

その結果、ソファの裏でこっそりする、外でも飼い主の前ではできない、という状態になります。

**直し方:**罰を完全にやめます。している最中を見つけたら、落ち着いた声で「あっ」とやさしく中断し、抱き上げて正しい場所で続けさせます。成功するたびに小さなお祝いをして、信頼を積み直しましょう。切り替わるまでに、2週間ほどかかることもあります。

7. 何かが変わって、後戻りした

できていたのに急にできなくなった子犬は、たいてい何かの変化に反応しています。引っ越し、床材が変わった、寒さや雨で外に出たくない、家族が増えた、思春期に入った。歯の生え変わりも調子を崩す原因になります。

**直し方:**後戻りは一時的なリセットとして扱いましょう。1〜2週間、見守りを密にして、連れて行く回数を増やします。天気が原因なら、外に出る価値をつくってあげてください。一緒に出て、短く済ませて、たっぷりほめます。

8. 病気の可能性

順調に進んでいたのに急にひどく後戻りした、急に回数が増えた、いきんでいる、少しずつ漏れている、寝ているあいだやクレートの中(犬がふつうは汚したがらない場所)で粗相する——こうしたときは、体に原因があるかもしれません。膀胱炎などの尿路の感染症は幼い子犬によくあり、そうなると本当にがまんできなくなります。

こんなときは動物病院へ。 何度もしゃがむのに量が出ない、尿に血が混じる、いきんでいる、水を異常に飲む、これまで安定していた習慣が急に崩れた。どれも受診の目安です。治療されていない病気の上に、トイレトレーニングは積み上がりません。まずはそこを外しましょう。

すべての粗相が「トイレトレーニングの失敗」ではありません

よく取りちがえられるものが2つあります。

  • うれションと服従排尿 — あいさつのとき、遊びのとき、上からのぞきこまれたときの小さな水たまり。これは感情の反応であって、がまんの問題ではありません。あいさつを静かに控えめにして、絶対に叱らないこと。多くの子犬は成長とともに卒業します。
  • マーキング — 縦のものに、少量を意図的にかける行動。成長するにつれて増えます。これは失敗ではなくコミュニケーションで、トイレトレーニングとは別の対応になります。

1週間のリセットプラン

どれが当てはまるかわからないときは、このリセットを試してください。たいていの原因をまとめて片づけてくれます。

  1. 気になるところがあれば、まず病気を除外する(上を参照)。
  2. 見守りを強める。 見ているか、囲っているか、どちらかの状態を常にキープ。
  3. リズムを組み直す。 ごはんは時間を決めて。1〜2時間おき+大事なタイミングごとに連れて行く。
  4. 毎回一緒に外へ出て、2〜3秒以内にほめる。
  5. 過去の粗相の場所を、酵素系クリーナーで徹底的に掃除する
  6. 罰をすべてやめて、明るく続ける。

これを7日間、ぶれずに続けてみてください。多くの子犬は、その期間の中でしっかり流れが変わります。

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